通信興業が外経3.2mmのCAT6用細径メタルパッチコードを発売

通信興業は2010年7月28日、細径メタルパッチコードの第2弾となるCAT6用の「TSUNET-EX S-CordV2-MP」を発売した。

TSUNET-EX S-CordV2-MPの特徴は、導体にAWG30撚線を使用することで細径化を図ったことであり、ケーブル外経は従来製品のV1(CAT5eチャネルタイプ)と変わらず3.2mmのままでCAT6チャネルを実現した。

「TSUNET-EX S-CordV2-MP」(上)はスリムタイプブーツのため、抜き差しがスムーズだ

従来製品であるCAT6撚線導体コード「TSUNET-MC1000E」シリーズと比較すると、断面積は約70%減、質量は約3分の1となっている。MC1000Eシリーズの代わりにパッチパネルに使用した場合、(1)マネジメントパネルが小さくなることにより、ラック内のスペースが有効に使える、(2)空気の流れが良くなり、より効果的な熱対策が行える、(3)ラックを小さくできるといったメリットがある。このため、高密度実装が求められるデータセンターなどに最適という。また、TSUNET-1000Eシリーズとの組み合わせにより、90mのCAT6チャネルをサポートする(S-CordV2-MPはチャネル内で合計10m使用の場合)。

外被は13色用意しており、ライトブルー色の2m、3m、5mは標準在庫品(568Bストレート結線)。それ以外はオーダーにて対応する。オープン価格。

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