日立が中小規模向けビデオ会議サーバー新製品を発売 ―― 同時接続数を最大20まで拡張可能

日立製作所は、中小規模システム向けのビデオ会議サーバー新製品「ビデオサーバーS」を2010年8月2日から発売する。同社のビジュアルコミュニケーションシステム「NetCS-HD」の新ラインアップとして追加されるもので、同時接続数最大6拠点(最大20拠点まで拡張可能)の標準セットで73万5000円(税込)からと低価格化を実現している。

中小規模システム向けのビデオ会議サーバー新製品「ビデオサーバーS」

NetCS-HDは、カメラ・マイク・セットトップボックス等をセットにした専用会議端末のほか、クライアントソフトをインストールしたPCも端末として利用できる(混在も可能)ビデオ会議システム。これらの端末と、映像配信やネットワーク管理を行うビデオサーバーから構成される。利用規模に応じて、同時接続数の異なる2種類のビデオサーバーが用意されており、ビデオサーバーSは中小規模システム向けの位置付けとなる。

図表:システム構成例(クリックして拡大)

ビデオサーバーSには、同時接続できるソフトウェアとライセンスが6拠点まで標準添付されている。価格は73万5000円からと、初期導入コストが抑えられる点が特徴だ。また、ライセンスの追加により同時接続数を最大20拠点まで拡張可能。導入後にビデオ会議の利用拠点数を増やす際にも、ハードウェアの入れ替えなしに拡張できる。

なお、ビデオサーバーSは、従来販売していたモデル「小規模ビデオサーバ」の機能強化版に当たる。前述のように接続数の拡張が可能になったほか、筐体の小型・軽量化(体積を約80%、質量を約50%削減)も図っている。設置が簡便になり、さらに消費電力も約15%削減しているという。

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