エンカレッジ・テクノロジは特権ID 管理ソフトウェアの最新バージョン「ESS AdminONE V1.1」を2021 年11月2日に発売すると発表した。
コンピューターシステムに対してあらゆる権限を有する特別なアカウント「特権ID」は、その性質上、不正使用・権限濫用などのリスクが高いことから適切な管理が必要とされている。ESS AdminONE は、特権ID の適切な管理を行うことでセキュリティリスクを低減するソフト。アクセス制御、パスワード・鍵管理、証跡取得、ファイル受け渡し管理、ログ検査など特権ID の管理に必要な要件を標準パッケージにまとめている。
今回のアップデートではさまざまなシステムの特権ID のパスワード変更処理を可能にする、「汎用パスワード変更インターフェイス」を新たに実装した。同インターフェイスに合わせた外部プログラムと連携することで、Windows/Linux Server 以外の特権ID についてもパスワード変更処理を行うことができるようになる。
汎用パスワード変更インターフェイスの概念図
さらに、、Amazon Web Services、Microsoft Azure 及びMicrosoft365 の特権ID のパスワード変更処理を行うことが可能となるなどの機能を追加している。
参考価格は10ノードまでの「ESS AdminONE Base 10 SE」において、永年ライセンスが112万5千円、年間ライセンスが60万円。120ノードまでの「ESS AdminONE Base 120 EE」が永年800万円、年間426万円となっている。