ワイヤレスジャパン2010・KDDIブースの“看板”は、昨日発表されたばかりのiida(イーダ)最新機種「LIGHT POOL(ライトプール)」だ。端末の表面に配置された計22個のLEDが着信時などに点滅。最新モデルのデザイン性を実際に手にとって確かめられる。
iidaの「LIGHT POOL」を展示。デザイン性を追及した最新モデルの質感を手にとって体感できる |
もう1つの目玉は、携帯端末向けマルチメディア放送サービス「MediaFLO」のデモだ。米国ですでにAT&Tやベライゾンで展開されている実機を展示。そのほか、iPadやPCでも実際に放送されているコンテンツを楽しむことができる。
また、ブースには国内展開を予定するMediaFLO端末の試作機も置かれていた。携帯電話で視聴するためのモジュールのほか、PC視聴用のUSB型端末も実際に試せる。説明員によれば、「携帯電話やiPadのようないわゆるモバイル端末だけでなく、PCも有力な配信先になる。競合する他の携帯向け放送サービスに比べ、すでに米国での実績があるのが強みだ」と来場者に向けてアピールしていた。
携帯端末向けマルチメディア放送「MediaFLO」のデモでは、米国で展開中の実機を展示。そのほか、iPadなどでも実際のコンテンツを視聴できる。PC向けUSB端末の試作機も展示されている(右) |
そのほか、KDDIブースでは、頓知・との連携により実現した「セカイカメラZOOM」や「実空間透視ケータイ」といったモバイルARや、発売されたばかりのスマートフォン「ISシリーズ」など、さまざまな展示を行っている。AndroidやWindows Phoneといったオープンプラットフォームへの対応や、そのほかLTE導入に向けたインフラ整備など、移動体通信市場の今後に向けた同社の取り組みについても深く知ることができる。