MVNO参入を予定するアールストリームは2010年6月22日、Android端末の開発と日本のモバイルマーケット開拓について、台湾MUCHTEL TECHNOLOGY社(以下、マッチテル)と台湾Foxconn International Holdings社(以下、フォックスコン)と提携すると発表した。
アールストリームは2010年秋にAndroidケータイを発売する予定で、同端末の企画・デザインをマッチテル、設計・製造をフォックスコン、サービス企画全般をアールストリームが行うという。
Rstream A1は、OSにAndroid 2.1 Liteを採用し、ディスプレイは3.2インチのハーフVGA、チップセットはクアルコムの「MSM7227」(600MHz)を搭載。また、サイズは約116.4×58.1×12.9mm、重さは約123gで、モバイルIP電話ソフトを搭載している。
Androidケータイ「Rstream A1」 |
アールストリームでは、Android端末を活用し、このAndroid端末を利用し、モバイル販促・EC支援サービスや訪日観光客支援サービスなどを法人顧客向けに提供していく予定だ。
アールストリーム等3社は、これを機にさらに協力関係を強化していく方針で、SaaS型業務支援サービスに最適化されたAndroid端末やアプリケーションの開発を行っていくという。すでに、Android端末の第2弾として、タブレット型コンピュータ「アンドロイドパッド」(仮称)の開発が進んでいるとのことだ。
アールストリーム等が開発中の7インチWVGAディスプレイ搭載のタブレット型Android端末 |
マッチテルは、2005年に元台湾モバイルのマーケティング担当の副社長が創業したスマートフォンを主力製品とする新興メーカー。フォックスコングループは、コンピュータ、通信機器、コンシューマー向け電子機器、デジタル家電などの製造を行う、世界有数のEMS(電子機器製造受託)だという。