ソニーネットワークコミュニケーションズは2020年10月1日、IoT向け通信サービス「ELTRES IoTネットワークサービス」において、1分間隔でデータ送信が可能な新プラン「1分間隔送信プラン」を開始した。移動中の車両のトラッキングや、子どもの現在地確認などの見守りにおいても、より精緻に位置情報を把握することができるという。
ELTRES IoTネットワークサービスは長距離安定通信、高速移動体通信、低消費電力という特長を持つ、ソニー独自のLPWA(Low Power Wide Area)通信規格「ELTRES」を採用したIoT向け通信サービス。データ送信方法は「定期送信」と「トリガー送信」の2パターンがあり、それぞれでこれまでの最短3分間隔よりも高頻度となる、1分間隔のデータ送信が可能となる。
定期送信は、システムで決められた送信時刻を起点とし、端末がデータを定期に送信する仕様。送信間隔は2回まで切り替えることができ(切り替え時間設定)、2つの送信パターンを組み合わせることが可能だ。トリガー送信は、端末があるイベント(センサーが閾値を超えた、端末のボタンを長押ししたなど)を検知した時(トリガー発生)にデータを送信する仕様。
新たに提供を始めた「1分間隔送信プラン」では、定期送信の場合、1分~24時間に1回送信、トリガー送信では3分に1回、もしくは1分に1回送信が可能。車両監視や屋外での子供の見守り等のケースにおいて、より精緻かつ正確なトラッキングが可能になる。