KDDI、構築から保守まで“おまかせ”のPaaSサービス開始

KDDIは、ファイアーウォールやロードバランサー、ウェブ、OSなどの主要アプリケーションを組み込んだクラウド・コンピューティング環境を提供する「KDDI クラウドサーバサービス 仮想SYSタイプ」に、新たに「システムメニュー」を追加し、2010年6月18日から提供開始する。

図表:「KDDI クラウドサーバサービス」の利用イメージ(出典:KDDI)

「KDDI クラウドサーバサービス 仮想SYSタイプ システムメニュー」は、KDDI専任のシステムエンジニアがオーダーメイドでシステム構築・設計を行い、さらに監視・保守までワンストップでアウトソーシングするサービス。構築するシステム構成要素を下記のようにすべて料金メニュー化することで、ユーザーはわかりやすい料金体系でサービスが利用できるという。

●「Webシステム」:ユーザーの利用状況に合わせて構築・保守サポートを提供する。月額利用料金は10万6800円(基本構成の場合)。

●「Mailシステム」:数万クライアントの処理が可能で、基本機能としてウェブメール、掲示板、メーリングリスト、ファイル共有、LDAP認証、アーカイブ機能等を備えたメールサーバー機能を提供。月額利用料金は23万8000円(IDが1000までの場合)。

●「ポータルシステム」:グループ企業間でも利用できる情報伝達・情報共有基盤。月額利用料金は22万8000円(基本構成の場合)。

●「ワークフローシステム」:拠点間の情報伝達や管理をワークフロー化する。月額利用料金は22万8000円(基本構成の場合)。

●「営業情報分析システム」:SalesforceCRMのデータを蓄積し、Salesforceでは提供していない営業活動管理のためのレポート情報を提供する。月額利用料金は22万8000円(基本構成の場合)。

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