シスコ、テレプレゼンス相互運用プロトコルの対応製品を拡大

米シスコは、2010年4月に買収完了したタンバーグのテレプレゼンスシステム「Tandberg TelePresence Server」に、シスコが1月に公開したテレプレゼンスシステムの相互運用プロトコル「Telepresence Interoperability Protocol(TIP)」を統合したと発表した。これにより、シスコとタンバーグのテレプレゼンスシステム間、およびTIPをサポートするサードパーティのシステムとの相互運用性が向上する。

テレプレゼンスとは、HD対応の大型ディスプレイを使ったビデオ会議システムで、相手を等身大で映し、高品質な映像と音声によりその場で相対しているような臨場感を作り出せるのが特徴。シスコやタンバーグ、ポリコム、ライフサイズなどのビデオ会議ベンダーから、1枚あるいは複数枚のディスプレイを組み合わせ、テーブルや椅子、照明装置なども付属したシステムが提供されている。

シスコテレプレゼンス

シスコは2010年1月に、複数ベンダーのマルチスクリーン・テレプレゼンスシステムの相互運用を可能にするTelepresence Interoperability Protocol(TIP)を公開した。ロイヤルティ無償でこの相互運用プロトコルのライセンスを供与。ライフサイズ、タンバーグ、ラドビジョンがライセンス契約を締結している。

今回シスコは、タンバーグの買収により取得したTandberg TelePresence ServerでのTIPのサポートを実現。Tandberg TelePresence Serverは、シャーシ型のメディアサービスエンジン「TANDBERG Codian MSE 8000」のブレード(MSE8710)およびスタンドアロンアプライアンス「TS 7010」の2タイプからなる。TIPをサポートした製品の販売開始は7月下旬を予定している。

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