屋外設置型プライベートLTEの基地局(小型、大型)と制御装置、専用ルータ |
企業における無線の活用はWi-Fiや業務用無線を主流に増えているが、Wi-Fi は「干渉が多く接続品質が悪い」「通信できる距離が短く広いエリアをカバー出来ない」「通信の秘匿性が低い」、業務用無線は「専用機材が必要で価格が高い」といった課題も出ている。
ただし、キャリアが使用している基地局は価格が1千万円程度と高額でサイズも大きく、制御装置が別途必要となるなど導入のハードルが高い。同社の小型基地局は制御装置と一体となっており、1システム当たり100万円以下で導入できるという。大学のキャンパスや工事現場などに最適としている。
小型基地局の構成例 |
また、大型基地局は半径3km以上の広い範囲をカバーし、ハンドオーバー機能を実装。大規模な自営LTEだけでなく、地域BWAの用途でも利用できるとしている。
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大型基地局の構成例 |
小型・大型基地局に繋がる端末は同社の販売するBand41対応の専用ルータか、一般的に使用されているスマートフォンで対応する。
地域BWAについては、2020年5月中旬頃から相模原産業創造センターにて試験環境を構築、5月以降で神奈川県・北海道にてフィールド実験も開始する予定だという。