Wireless City Planning、ソフトバンク、エフ・イー・ヴイ・ジャパンの3社は、福岡県北九州市および北九州産業学術推進機構の支援の下、2020年3月24日から25日に5Gを活用した「車両の遠隔運転」の応用事例に関するフィールド実証実験を実施したと発表した。
この取り組みは総務省の「高速移動時において無線区間1ms、End-to-Endで10msの低遅延かつ高信頼な通信を可能とする第5世代移動通信システムの技術的条件等に関する調査検討」の請負となる。
実証実験の概要
実験では、5G実験基地局を「北九州学術研究都市」(北九州市若松区)に設置し、5G無線端末を遠隔運転車両および遠隔操作センター(仮設)に取り付け、「遠隔運転による放置車両の撤去」のデモを行った。
遠隔操作センターの様子
遠隔運転車両の車内
遠隔運転車両
災害発生時、救援や復旧の際に障害となる放置車両を5Gの大容量・低遅延という特性を生かして被災現場外の場所から遠隔で撤去することで、迅速な災害救援に必要な道路啓開し、二次災害の防止などへの活用を目指すという。