アップルは2010年6月7日(米国時間)、iPhone(アイフォーン)の新モデル「iPhone 4」を発表した。日本、米国、英国、フランス、ドイツの5カ国で6月24日に同時発売する。また、予約は6月15日から開始する。
4世代目となるiPhone 4は、デザインを一新した。本体の薄さは9.3mmとiPhone 3GSの12.3mmと比較して約24%薄くなったほか、従来は丸みを帯びていたデザインが角ばった形状に変更されている。アップルによれば「世界最薄のスマートフォン」だという。
機能面での特徴は、まずディスプレイが大幅に高精細化したことだ。解像度は960×640ピクセルと、iPhone 3GSの480×320ピクセルと比べてピクセル数は4倍になった。ビデオ通話機能「FaceTime」の搭載もアップルが強調する点だ。これは新たに前面にも備えたカメラを使って、Wi-Fiネットワークを介してiPhone 4同士でビデオ通話が無料で行える機能である。搭載するカメラはLEDフラッシュ付きの5メガピクセルで、HDビデオの撮影と編集にも対応する。また、プロセッサには、iPadにも搭載している独自開発の「A4」を採用した。
米国での価格は、2年契約の場合で16GBの機種が199ドル、32GBの機種が299ドル。