東陽テクニカは2019年12月5日、200ギガビットイーサネットに対応したパケットキャプチャ/解析システム「SYNESIS」ポータブル型200G対応モデルを、国内大手通信事業者より受注したと発表した。同モデルの受注は、2019年10月の発売以来初めて。
同社によれば、今回の発注元も含めて通信事業者は200Gbpsを保証する通信サービスの提供に注力しているが、これまではネットワーク内で障害が発生した際に200Gbpsのパケットをキャプチャできる設備がなく、迅速・正確な障害解析と対策の実施が困難だった。「SYNESIS」ポータブル型200G対応モデルにより、200Gbpsでのパケットキャプチャが可能になり、ネットワーク障害解析と対策における課題の解決につながったという。
「SYNESIS」ポータブル型200G対応モデル
なお、「SYNESIS」ポータブル型200G対応モデルは持ち運びが可能なため、障害が発生した地点に自由に設置場所を変えられる。据え置き型のように予め複数箇所にパケットキャプチャ装置を設置する必要がなく、機器導入費用の削減も実現した。