NTTコミュニケーションズとスズキは2019年10月2日、ハンドル形電動車いす「セニアカー」の状態をIoTでリアルタイムに確認し、異常があった場合に通知するサービスの実証実験を実施すると発表した。
実験では、セニアカーの位置情報と傾きのデータをGPSや車載器センサーとSIMカードによって取得し、NTTコムのクラウド上に収集。転倒などの異常な傾きを検知した場合に、事前に登録された利用者の家族などにメールで通知する。全国で数十台を利用し、10月末まで検証を行う予定だ。
実証実験のイメージ
今後は、加速度情報など収集対象を拡大し、例えば、登録されたエリアから離れた事を検知・通知するサービスや、異常な走行を検知・通知するサービスなどへの拡充を検討している。