ジュニパーネットワークスは2017年12月8日、ネットワーク運用の自動化を推進する新しいアプリケーション群「Juniper Bot」を発表した。
同社のSDNソリューション「Contrail」と可視化・分析ソリューション「AppFormix」のプラットフォームを活用したJuniper Botは、高度なビジネス要件(「何を」)を、ネットワーク全体の自動的な設定変更(「どのように」)に変換するよう設計された、リアルタイムのアナリティクスを搭載しているという。いわゆる、インテント(意図)ベースのネットワークを実現するためのアプリケーション群だ。
具体的には、複数のBGPルーティングや複雑なポリシーエンフォースメントを自動化するという「Contrail PeerBot」、ネットワークの設計・プロビジョニング・導入変更の継続的監査を自動化するという「Contrail TestBot」、ネットワークデータとその知見・予兆をリアルタイムに収集してネットワークの適格性および正常性を機械学習によりトラッキングする「Contrail TestBot」を提供する。
ジュニパーは今回、「Juniper Extension Toolkit」(JET)の機能拡張も併せて発表しており、これによりサービスプロバイダー、エンタープライズ、クラウドプロバイダーにおける「Self-Driving Network」の全面的な実現を推進するとしている。