ワイヤレスジャパン2017/ワイヤレスIoT EXPO 2017【LoRaパビリオン】シスコはLoRaゲートウェイを展示、三点測位の精度は100m前後

ワイヤレスジャパン2017/ワイヤレスIoT EXPO 2017に登場した「LoRaパビリオン」には16社が出展している。その1社であるシスコシステムズのブースでは、同社が提供するLoRaWANゲートウェイやLoRaWANの測位機能「LoRaWAN Geo-location」などを紹介している。

LoRaWANネットワークの仕組みのなかで、シスコシステムズが提供するのは、いわゆるLoRaWANゲートウェイの部分だ。ただし、他社の製品とは少し構成が異なる。

多くのLoRaWANゲートウェイは、「センサーなどのエンドデバイスからデータを受け取り、それをモバイル回線や無線・有線LANなどでネットワークサーバーに送るまで」をまるごと提供している。しかし、シスコの場合は、エンドデバイスからデータを受け取るデバイスと、そのデータを送信するデバイスが分かれているのだ。

展示されているパネル。シスコは仏アクティリティのネットワークサーバーを利用している

エンドデバイスからデータを受け取る「Cisco Interface Module for LoRaWAN」(左)と、データをネットワークサーバへ送信する「Cisco 829 Industrial Router」

エンドデバイスからデータを受け取るのは「Cisco Interface Module for LoRaWAN」。屋外設置を想定した堅牢なつくりで、IP67に対応している。ポールなどに取り付けて設置する。そして、デバイスを送信するのは「Cisco Industrial Router」だ。Wi-Fiやモバイル回線、有線LANなどでデータをネットワークサーバーへ送るという。

ブースには、Cisco Interface Module for LoRaWAN/Cisco Industrial Routerの実機を展示しているほか、LoRaWANで提供できる機能として「LoRaWAN Geo-location」についても紹介している。

LoRaWAN Geo-locationを説明するパネル

LoRaWAN Geo-locationは、三点測位でモノがある位置を測定する。ブース説明員によれば、「精度はだいたい100m。より正確な位置測定をする場合はGPSがおすすめ」だという。

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