NTTコミュニケーションズは2017年4月18日、様々なクラウドサービスにVPNで直結することにより、セキュアなマルチクラウド環境を実現する「Arcstar Universal One Multi-Cloud Connect」において、オラクルの「Oracle Cloud」(米国基盤)との接続を開始した。
従来は、NTTコムのクラウドサービス「Enterprise Cloud」のほか、「Microsoft Azure」「Office 365」「AWS」「Salesforce」「box」との接続を提供していた。日本の通信事業者としては初のVPNによるOracle Cloudへの接続だという。
Arcstar Universal One Multi-Cloud Connectのサービス提供イメージ
NTTコムは、今回提供開始された「Multi-Cloud Connect for Oracle Cloud」を活用することで、オラクルのクラウド型データベース「Oracle Database Cloud Service」やクラウド型Java基盤「Oracle Java Cloud Service」などの主力ミドルウェアだけでなく、Oracle Cloudの様々な機能を、セキュアなネットワーク環境で利用可能になるとしている。
また、Oracle Cloudとオンプレミスにあるオラクルのソフトウェアの併用はもちろん、「Oracle Cloud at Customer」とのハイブリッド利用も、1つのネットワーク環境で実現できるとのこと。
Multi-Cloud Connect for Oracle Cloudの利用イメージ