トヨタ自動車とNTTは2017年3月27日、コネクテッドカーに関する協業を発表した。コネクテッドカー分野での技術開発と技術検証、それらの標準化を目的に、トヨタの「自動車に関する技術」と、NTTグループの「ICTに関する技術」を組み合わせる。
事故や渋滞などの課題解決や、新たなモビリティサービスに必要な技術の研究開発に共に取り組むことで、将来の持続可能なスマートモビリティ社会の実現をグローバルな視点を持って目指していくという。
具体的には、(1)データ収集・蓄積・分析基盤、(2)IoTネットワーク・データセンター、(3)次世代通信技術(5G、エッジコンピューティング)、(4)エージェントの4分野の研究開発が協業の対象。
例えば、(3)次世代通信技術では、クルマのユースケースにおける最適な移動通信システムのあり方の検討や接続検証を通じた、5Gの自動車向け標準化の推進、エッジコンピューティング技術の適用性の検証に取り組む。
2018年には実証実験も実施する予定だという。