カナダのSierra Wireless社は2017年2月、同社の4G LTE組込みモジュールがフォルクスワーゲンの次世代コネクテッドカーに採用されたと発表した。フォルクスワーゲンは全世界で展開する複数の車種に、「Sierra Wireless AirPrime AR Seriesモジュール」と「Legatoプラットフォーム」を採用する。
フォルクスワーゲンはこれにより、リモート車両アクセス、ロードサイドアシスタンス、診断・整備、速度・車線逸脱警告などを提供するVolkswagen Car-Netプラットフォーム向けの接続機能を実現する。
さらにフォルクスワーゲンは、付加価値コネクテッドサービスやテレマティックスにも、Sierra Wireless社の技術の活用範囲を広げる予定。これらのサービスは、サードパーティアプリケーションの構築と無線モジュール上での直接ホスティングを可能にするアプリケーションフレームワークと開発環境を備えたLegatoプラットフォームによって実現されるという。