英調査会社IHSマークイットは、2015年に買収したルートメトリクスによるモバイル通信のパフォーマンス調査サービスを日本でも開始すると発表した。同サービスはこれまで、英国や米国を中心に展開されており、モバイル業界のネットワーク・パフォーマンス測定のスタンダードになっているという。
IHSマークイットの1ブランドとして存続することになったルートメトリクスは、消費者視点でパフォーマンス調査を行うことを特徴としたサービスだ。その結果は「ルートスコア(RootScore)」として消費者に公開され、消費者は通信キャリアを選ぶための参考情報としてルートスコアを利用できる。
ルートメトリクスによるパフォーマンス測定は、消費者と事業者の双方に役立つという |
また、消費者だけでなく、モバイル通信キャリアやモバイル端末ベンダーなどの事業者向けにも調査結果を提供する。この場合、事業者はルートメトリクスの調査結果をもとに、競合他社との性能比較やユーザー体験の改善などを図ることが可能になるという。