業務活用が進むPepper、「Slack」と連携して店舗スタッフを呼び出す

ソフトバンクロボティクスは2016年7月20日、昨年10月から提供している法人向けモデル「Pepper for Biz」の新バージョン「Pepper for Biz 2.0」を発表した。Pepperの業務活用を支援するために28個の業務アプリを提供するほか、Pepper for BizのHWおよびOSの予防保全なども始めるという。

Pepper for Biz 2.0で発表された28個の業務アプリは、「BizPack」としてパッケージ化され、8月から順次提供開始になる。

BizPackのアプリは、用途ごとに「接客」「インバウンド」「ヘルスケア」「受付」と4つのカテゴリーに分けられている。それらの業務アプリの中で注目したいのは、受付にカテゴライズされている「スマホ通知」と「IP電話」だ。

来店客がPepperで店舗スタッフを呼び出し1つめのスマホ通知アプリでは、Pepperがメッセージングツール「Slack」と連携し、Slackをインストールしたスマートフォンに通知メッセージを送信する。

スマホ通知アプリでは、メッセージングツールとして「Slack」を利用している

スマホ通知アプリの利用シーンとしては、小売店などの店頭が考えられる。例えば来店客が店舗スタッフを探しているときに、店頭に設置されたPepperのタブレット画面で店舗スタッフを呼び出す目的を選択。すると、店舗スタッフが持っているスマホのSlackに、「お客様から呼び出しです」と通知される。

通知を受けた店舗スタッフは、対応可能であればその内容をSlackで返信すると、Pepperのタブレットに「店舗スタッフがお伺いします。しばらくお待ちください」と表示される。このアプリを利用すれば、店舗スタッフは接客だけのために店頭に立つ必要がなくなり、人員配置を最適化することができる。

来店客がPepperのタブレットを操作

店舗スタッフが持っているスマートフォン画面

店舗スタッフが向かっていることをPepperが来店客に通知

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