クオリカは2016年6月14日、IoTを活用した遠隔監視・予防保全システム「CareQube+(ケアキューブ・プラス)」の販売を開始した。
これは、クオリカが2011年から提供している遠隔監視・予防保全システム「CareQube」を、“製造現場密着型IoTソリューション”をコンセプトにリニューアルしたシステムだ。
CareQubeは、情報収集端末を産業機械に装着することで機械ごとの稼働データを収集する。収集したデータは携帯通信網で専用サーバへ自動転送し、遠隔から稼働状況を監視することで産業機械の見える化を行ってきた。
CareQube+では、NTTデータイントラマートが新たに開発したIoT基盤を採用。保守・保全業務に必要となる業務モジュールを企業の業務に合わせて付加でき、機械の様々な稼働データを起点としたアフターサービス・プラットフォームとして使うことが可能だという。
システムには情報収集端末、携帯通信網、サーバ、アプリケーションの全てがパッケージ化されている他、保守・保全業務で活用できる文書管理やワークフローの業務モジュールを搭載している。外部センサーデータの収集だけでなく、CANやPLCからの機器内部の情報も収集可能だ。
システム全体図 |
機能一覧(オプション機能を含む) |