ジュニパーネットワークスは2016年4月27日、仮想ファイアウォールの新製品を発表した。
まずはコンテナ化されたコンパクトな仮想ファイアウォールである「Juniper Networks cSRX」だ。コンテンツセキュリティやアプリケーションの可視化/制御などを含むUTM機能を提供する。特徴は、Dockerコンテナの低オーバーヘッドと1秒以下の起動時間を活かして、顧客の仮想インフラに優れた俊敏性と弾力性をもたらせること。大規模なマルチテナントのクラウド環境でのセキュリティ・アズ・ア・サービスを低いTCOで実現できるとしている。
もう1つは、従来から提供してきた仮想ファイアウォール「Juniper Networks vSRX」のマルチコアバージョンだ。追加されたコアごとにパフォーマンスを線的に拡張でき、ファイアウォールスループットは最大100Gbps。同社によると業界最速の仮想ファイアウォールだという。