米シスコシステムズは2016年2月3日(米国時間)、大手IoTサービスプラットフォームベンダーの米Jasper Technologies社を買収する意向だと発表した。買収は、シスコの2016会計年度第3四半期中に完了する見通し。シスコは14億ドルを現金で支払うほか、債券の引き受け、および残留を条件とするインセンティブを支払う。
Jasperは世界各国のモバイル通信事業者と提携関係を結んでおり、JasperのIoTサービスプラットフォームを活用すれば、企業はIoTデバイスをグローバルでセルラーネットワークに接続できる。また、そのコネクティビティについても管理可能。
Amazon Kindle、フォード、GM、ハイネケン、コニカミノルタ、日産自動車、スターバックスなど、全世界3500社を超える企業がJasperのIoTサービスプラットフォームを活用している。
Jasperのジャハンギール・モハメッドCEOは、「今回、Jasperとシスコが一体化することで、モバイル通信事業者や企業のIoTビジネスを加速させ、迅速に成功を収められるよう支援することが可能になる」とコメントしている。
Jasper TechnologiesのWebサイト。早速、シスコとの「一体化」についてアピールされている |