ナカヨは2015年12月7日、IP対応ビジネスホン「NYC-iFシリーズ」の機能強化(エンハンス)を発表した。
今回の機能強化のポイントは大きく3つある。まずは、モバイル端末内線化ソリューション「モバイルアシスト」の機能強化だ。
モバイルアシストは、スマートフォンや携帯電話にNYC-iFシリーズの内線番号を割り振り、社内外で内線として活用できる機能。機能強化によって、スマートフォンにiFシリーズから着信を受けた場合、電話番号や内線番号、電話帳登録名称といった発信元情報を表示できるようになった(Androidのみ)。ビジネスホンとしては業界初の機能だという。
2つめのポイントは、介護施設の大規模化対応だ。ナカヨでは、埋込型インターホンと一緒に利用できる自己発電機能搭載の電池レス・ワイヤレス呼出ボタンを今年5月に発売し、多数の介護施設への導入実績があるという。今回の機能強化によって、主装置をシステム間接続した場合でも、どの電池レス・ワイヤレス呼出ボタンからの呼び出しかの識別情報や、異常検出時の内容を、システムをまたいだスタッフ側の多機能電話機やPHSなどに表示可能になった。従来は同一システム内でしか行えなかったという。
3つめのポイントは、ビジネスの効率向上に役立つオフィス機能の追加。災害時などに安否確認メールをモバイル端末へ一斉配信できるようになったほか、通話録音の自動保存先指定、音声メッセージチャイムなどの機能を追加している。