NECは2014年5月28日、SDNでクラウド運用を自動化する「IaaS運用自動化ソリューション」の災害・障害対策機能を強化したと発表した。異なる地域にある複数データセンター間についても、SDNを適用できるようになり、ワンクリックでのディザスタリカバリなどが可能だという。
IaaS運用自動化ソリューションは、NECのクラウド基盤ソフト「WebSAM」とSDNソリューション「UNIVERGE PFシリーズ」を連携させたもの。複数のSDNコントローラーを統合管理できる「UNIVERGE PF6800 Unified Network Coordinator」により、今回、複数拠点をまたがるネットワークの統合管理が可能になった。このため、異なる地域にある複数のデータセンターを、1つの仮想データセンターとして運用できるという。
加えて、災害・障害時には、離れた地域のデータセンターリソースを使って、業務システム単位で再稼働させられる。再稼働はワンクリックで行えるため、システム復旧時の作業ミスの防止や時間短縮が可能とのこと。
複数データセンター間のディザスタリカバリの構成例 |