KDDIは2014年3月5日、LTE対応の「災害用大ゾーン基地局」を首都圏に設置し、運用を開始したと発表した。KDDIによれば、LTEに対応した災害用大ゾーン基地局の導入は国内初。
KDDI新宿ビルに設置された災害用大ゾーン基地局(アンテナと無線伝送路設備) |
災害用大ゾーン基地局は、半径約7km以上のエリアをカバーできる基地局。首都直下地震への対策として、首都圏に全10局を導入した。広範囲をカバーできるだけではなく、耐震構造の建物や鉄塔に設置しているほか、長時間稼動のバッテリーや複数の伝送路を配備。大規模災害時でも稼動できるよう、信頼性を高めているという。