NTTは2026年10月16日、国際連合専門機関の電気通信標準化を担うITU-Tが主催する「CxO Roundtable」(10月7日開催)にて、量子コンピューターやAI、データセンターなどをつなぐネットワークに関する国際対話を提案し、将来のアーキテクチャや相互運用性など、国際標準化に関する議論推進に合意したと発表した。

ITU-T CxO Roundtable 2026の参加者
同社は、量子コンピューターを活用する将来の情報通信基盤を見据え、ネットワークアーキテクチャや相互接続性、同期制御、運用管理などの観点について国際的な対話を進める必要性を提案した。その背景として、NTTがネットワークとコンピューティング基盤の効率化を目指すIOWNと、情報処理そのものを大きく変革する可能性を持つ光量子コンピューティングの研究開発を進めていることを紹介した。
また、光量子コンピューティングが光通信と共通する技術基盤の上に発展していることを提示し、通信技術と計算技術の関係が今後さらに密接になっていく可能性を示した。特に、量子コンピューターの価値は単体で利用する場合にとどまらず、複数の量子コンピュータやAI基盤、データセンターなどがネットワークを介して相互接続・連携することで、さらに大きく発揮される可能性があると提起した。
これらの提案は、世界各国の情報通信業界の幹部および ITU-T幹部からの賛意を受け、将来のアーキテクチャや相互運用性に関する継続的な対話と国際協力の重要性として、同会合の声明文書にまとめられた。今後NTTは、量子コンピューティングやAI、データセンターおよびネットワークの融合がもたらす将来像について、産業界や研究機関、政府機関および標準化団体との議論を深めていくとしている。








