NTTコミュニケーションズは2013年12月10日、ネットワーク仮想化技術を用いた新たなネットワークサービス「Arcstar Universal One Virtual」を発表した。
Arcstar Universal One Virtualは、NTTコムのVPNサービス「Arcstar Universal One」に接続されたネットワークやインターネット環境上で、利用目的に応じたオーバーレイネットワークを必要に応じていくつでも構築できるサービス。専用アダプタを既存ネットワークに設置するか、PCやスマートデバイスに専用アプリをインストールするだけで、ネットワーク環境やIPアドレスを変更する必要なしに、オンデマンドで柔軟にネットワークを新規構築できる。また、オーバーレイネットワークの管理・運用は、同社が無料提供するポータル機能「NTTコミュニケーションズ ビジネスポータル」から一元的に行えるという。
月額利用料は、アプリタイプが1ID当たり250円、アダプタタイプが1ID当たり1500円。アダプタタイプの場合、別途1万5000円の購入費もかかる。
左が専用アプリ、右が専用アダプタ |
Arcstar Universal One Virtualの受付は、2014年3月から開始する予定。当初は日本、米国、シンガポール、英国など世界21カ国で利用可能で、さらに2015年3月末までに世界30カ国程度へ拡大する計画だ。
なお、Arcstar Universal One Virtualは、NTTコムが独自開発したソフトウェアによりネットワーク仮想化を実現しており、各種デバイス・専用アダプタ間の通信は暗号化されるという。