ローカル5G「採算あり」は3割 日本ケーブルテレビ連盟が総務省会合で報告

総務省のローカル5G検討作業班で、ケーブルテレビ業界におけるローカル5Gの取り組みの現状が報告された。運用中のシステムは31件あるが、有料提供23件のうち採算が取れているのは8件。日本ケーブルテレビ連盟は「本格普及に向けて、まだまだ先行投資の段階」との認識を示した。

総務省 ローカル5G検討作業班は2026年9月16日、第25回会合を開催。日本ケーブルテレビ連盟が、ケーブルテレビ業界におけるローカル5Gの取り組みの現状を報告した。

報告は、ケーブルテレビ事業者へのアンケートをもとに行われた。ローカル5G免許人であるケーブルテレビ事業者20社のうち、18社が回答している。

まず現在運用中のローカル5Gシステム数は31で、基地局数は157局。このうちミリ波を活用するシステムは、Sub6とのNR-DC(New Radio-Dual Connectivity)構成の1案件のみだという。

ローカル5G制度化当初は、複数のミリ波帯システムが存在したが、「現状は、ほぼほぼSub6への置き換えが進んでいる状況」だと日本ケーブルテレビ連盟 上席部長 兼 事業企画部長の藤原正雄氏は説明した。

利用用途は自社利用からBtoG、BtoB、BtoCまで様々だが、有料提供案件23件のうち、採算が取れて自走しているのは8件だ。「業界全体としては、ローカル5Gの取り組みというのは、本格普及に向けて、まだまだ先行投資の段階」。藤原氏はこう評価したうえで、「複数用途で併用し、設備効率や採算性を上げていくといったところが課題」とした。

ケーブルテレビ業界におけるローカル5Gの収益化の現状

ケーブルテレビ業界におけるローカル5Gの収益化の現状

複数用途での併用に関しては、元々はBtoB、BtoGが多かったのが、2023年頃からモバイルルーターやFWAといったBtoCによる収益多様化がスタート。FWAについては、地域BWA NRとローカル5Gの連携例もあるという。

NR化(5G化)した地域BWAとローカル5Gを束ねて、自治医大の看護師宿舎・学生寮等向けにFWAを提供

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