イノモ日本は2026年7月16日、AIスマートグラス「INMO GO3」を発表した。希望小売価格は9万9800円で、7月17日から予約販売を行う。

AIスマートグラス「INMO GO3」
カラーはBlack RedとBlack Silverの2色で、日本市場で先行販売する。Amazonや家電量販店などを通じて取り扱う予定だ。
INMOは、中国・四川省成都市に本社を置くSICHUAN YINGMU TECHNOLOGYのブランドである。同社が引用したFrost & Sullivanの調査では、オールインワン型AI・ARスマートグラスの2021~2025年累計販売台数で首位だったという。

イノモ日本 代表取締役 野村洋平氏
イノモ日本の野村洋平代表取締役は、GO3について「単なるアップグレード品やコンセプト製品ではなく、様々なシーンで活用できる実用品」と説明した。重視したのは機能の多さではなく、翻訳やナビゲーション、AIアシスタントを日常の場面で組み合わせて使えることだという。
98言語を翻訳 スピーカー併用で双方向の交流が可能に
GO3の中核となるのがAI翻訳機能である。内蔵マイクで取得した音声をリアルタイムで翻訳し、利用者の視界に字幕として表示する。オンラインでは98言語に対応。英語、日本語、簡体字中国語、韓国語など9言語は、インターネットに接続できない環境でも翻訳できる。機内や海外の通信環境が不安定な場所での利用を想定した。
別売機器「INMO Speaker」と組み合わせると、利用者の発話を相手の言語へ翻訳して音声出力できる。相手の発話はグラス上の字幕で確認できるため、1台の眼鏡を介した双方向通訳が可能になる。
集音範囲は利用場面に応じて切り替える。1対1の会話では90度の指向性集音、複数人が参加する会議では360度の全方向集音を使う。今回の発表会の準備においても、日本語、中国語、英語が混在するスタッフ間の連絡にGO3を使用したという。
翻訳以外では、会議の録音やリアルタイム文字起こし、話者識別、要約、アクションアイテムの抽出に対応する。テキストやWord、PDF形式の原稿を視界内に表示するAIテレプロンプターも備える。
ナビゲーションにはHERE Mapsを採用した。徒歩と自転車のルート、残りの距離や時間、進行方向などを表示する。このほか、写真翻訳、通知確認、音声メモ、AIチャットを利用できる。なお、AIチャットはChatGPTとGeminiに対応するとしている。








