約58gと交換式バッテリーで日常装着を狙う
ディスプレイは、両眼対応のグリーン単色Micro-LEDと回折光学導波路で構成する。解像度は640×480ピクセル、視野角は30度、最大輝度は1500ニトである。光学システムにより、明るい場所でも高い視認性を確保する。
フルカラーの映像に没入するAR端末ではなく、字幕や通知、ナビゲーションなどを現実の視界に重ねる設計だ。フレームの重量は約58gで、テンプルの厚さを8mmに抑え、デザインの自然さやかけ心地を向上させている。
バッテリーは交換式で、標準的な利用時は最大8時間、対話翻訳では最大3時間駆動する。交換用を含む2個のバッテリーと充電ケースが付属し、外出先でバッテリーを入れ替えながら利用できる。
なお、主要機能やネットワークサービスの利用には、現時点でスマートフォンとの接続が必要になる。単体ですべての通信やAI処理を完結する端末ではなく、スマートフォンやクラウドと連携するウェアラブル端末と位置付けられる。
日本向け第1弾は上位モデルAIRでなくGO
INMOの製品群は、没入型のAR表示を重視する「AIR」、日常利用向けの「GO」、協業製品を展開する「X」の3シリーズで構成する。日本参入に際して上位のAIRではなくGO3を選んだのは、翻訳や業務支援への需要を重視したためだという。
野村氏は、「日本の利用者は装着感やプライバシーを含む製品体験への要求レベルが高い」と説明したうえで、インバウンド需要における多言語コミュニケーションや、オフライン環境で利用する機会が多いことも、日本を重点市場とする理由に挙げた。度付きレンズにも対応し、国内の眼鏡店と連携した注文体制を準備する。法人展開に向けてはSDKを用意し、すでに一部のパートナーへ提供しているという。
同社は日本でトップクラスのAIスマートグラスブランドを目指すとしている。法人市場での普及には、翻訳精度や装着性に加え、クラウド上のデータ管理や端末統制の仕組みも検討項目となる。









