NTTと三菱マテリアルが新会社「NTTサーキュラスト」 使用済みIT機器・通信設備を再生材として販売

NTTと三菱マテリアルの新会社「NTTサーキュラスト」が7月より始動する。銅をはじめとする金属資源が含まれた使用済みIT機器や通信設備等などを回収し、再生材として製造・販売する。また、再生材の特性情報をサプライチェーン全体で共有・整理するための業界横断型プラットフォームの構築にも着手する。

(左から)NTT 執行役員 爪長美菜子氏、NTTサーキュラスト 代表取締役社長(予定)宮崎敬樹氏、同社 取締役(予定) 古賀沙織氏、三菱マテリアル 執行役常務 井上達也氏(提供:NTTサーキュラスト)

NTTと三菱マテリアルは2026年6月3日に記者説明会を開催し、再生材の利用拡大と資源循環を推進する新会社「NTTサーキュラスト」を7月1日に設立すると発表した。出資比率はNTTが66.6%、三菱マテリアルが33.4%となる。

EV(電気自動車)や再エネ設備、データセンターの増設・拡大を背景に、グローバルで銅の“争奪戦”が起きている。そうしたなか、日本は原料となる銅精鉱を100%輸入に依存しており、スマホや家電製品などのE-Waste(電子廃棄物)のリサイクル率は23%にとどまる。銅スクラップの多くも海外へ流出しているという。

そこで新会社では、銅をはじめとする金属資源が含まれた使用済みIT機器や通信設備等などを回収し、再生材として製造・販売する。こうした取り組みを通じ、持続可能な資源循環を活性化させ、国内における再生材の利用拡大を図っていきたい考えだ。

NTTサーキュラストの主力事業

NTT 執行役員の爪長美菜子氏は、NTTグループからE-Wasteやコンクリートなど年間47万トンの排出物が発生していることに触れ、まずはネットワーク機器やPCなど、自社で使用した機器の回収・再資源化を優先的に進めていく方針を示した。

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