
RFスキャナや時刻同期解析装置などを展示する丸文ブース
エレクトロニクス商社の丸文は、Beyond 5G/6G時代の通信インフラ高度化を支援するソリューションを展示している。超高精度な時刻同期・GNSS検証から次世代無線ネットワークの3D設計・品質評価まで、通信インフラの高度化とROI最大化を訴求する製品群が並ぶ。
サブ8GHzからミリ波まで同時測定が可能
ネットワーク設計後の実測では、測定ツールの選択が品質評価の精度を左右する。スマートフォンなどの端末(UE)を使った測定も可能だが、その場合は測定下限が高く、電波が弱い箇所ではデータが欠落しやすいという。また、取得サンプル数もRFスキャナの50分の1にとどまるため、微弱な電波の状況を正確に把握することが難しい。

PCTEL社のRFスキャナ「Gflex」
PCTEL社のRFスキャナ「Gflex」はこうした課題とは無縁なうえに、サブ8GHzからミリ波まで同時測定が可能で、AIベースの信号分類とリアルタイム解析にも対応する。UEでは捉えられない微弱な電波も捕捉でき、筐体のスペックや向きに依存しない一貫した測定結果を取得できる。
ナノ秒の同期精度を可視化し、障害原因を特定
丸文ブースのもう1つの目玉が、高精度な時刻同期システムだ。
5G基地局間では高精度な時刻動機が必須であり、誤差が発生すると、基地局間の時刻同期のずれが上下チャネルの干渉を引き起こし、ネットワーク全体のスループット低下につながる。これはBeyond 5G/6Gでも同様であり、6Gではより高精度なClassの時刻同期が求められている。具体的には、ナノ秒クラスの精密な時刻同期が不可欠になるという。

Calnex社の同期解析装置「Paragon-neo-s」
Calnex社の「Paragon-neo-s」は、R&D(研究開発段階)での時刻同期評価を可能にするネットワーク同期解析装置だ。
ITU-T標準規格に準拠したPTP(Precision Time Protocol)・SyncE評価に対応し、マスター/スレーブエミュレーションやPTPプロファイルの適合判定が可能だ。サブナノレベル・最大800Gまでの高精度測定に対応しており、Beyond 5G/6Gネットワークに求められる厳格な同期精度の検証を支援する。障害発生時のネットワーク問題の切り分けにも活用でき、ルーター・スイッチ・エンド端末のいずれに時刻同期の問題があるかを効率的に特定できる。
このほかには、GNSS受信機のジャミング・スプーフィング耐性を評価するGNSSシミュレータなども展示している。








