
KDDI 代表取締役社長 CEO 松田浩路氏
KDDIは2026年5月12日、2025年度決算を発表した。連結売上高は前年度比4.1%増の6兆719億円、営業利益は同比6.0%増の1兆1643億円で増収増益だった。

連結業績ハイライト
なかでも金融事業とDX事業(ビジネスセグメント)が好調だった。営業利益のCAGR(年平均成長率:2022~2025年度)は、金融事業が30.4%、ビジネスセグメントも11.3%となり、いずれも二桁成長を達成した。モバイル収入も前年度比326億円増の2兆54億円となり、期初予想を大幅に上回ったという。
2026年度の業績予想については、売上高は2025年度比5.6%増の6兆4100億円、調整後営業利益は同5.0%増の1兆2100億円を目指す。

2026年度の業績予想
陸・海・空をすべてカバーするAI基盤の構築へ
決算説明会では、2028年度を最終年度とする中期経営計画「Power-to-Connect 2028」も発表。新設したテレコムコアセグメント(通信・インフラ事業)の安定成長に加え、既存のビジネス・パーソナルセグメントの収益強化により、連結営業利益のCAGR(2026~2028年度)5%成長を目指す。

連結営業利益のCAGR5%成長を目指す
代表取締役社長 CEOの松田浩路氏は、これからはAI活用が当たり前の時代が到来すると述べ、この「AI前提社会」に不可欠になるのが、陸・海・空をすべてカバーする「全国低遅延網・AI計算資源基盤」になると強調した。この基盤の構築に向けて、3年間で1.2兆円を投資する計画だ。
陸については、既存のデータセンター(堺・宮崎・多摩・小山)をオール光ネットワークで結ぶための準備を進めているという。海に関しては、アジアと米国を一直線で結ぶ大容量・低遅延の光海底ケーブル敷設・保守を推進する。空の領域では、地球-宇宙間を接続する通信網の整備に注力していくと同氏は強調した。









