米Zoom Communictionsは米国時間2026年3月10日、Zoom製品の新機能を発表した。
新機能の柱は、ビデオ会議を中心としたプラットフォーム「Zoom Workplace」に対して提供されてきたエージェント型AI「AI Companion 3.0」の機能拡張だ。営業、IT、マーケティングなどの各業務に合わせて事前構築されたAIエージェントと、ノーコードでカスタマイズ可能なAIエージェントを新たに提供する。これにより、反復的なタスク実行に要する時間を削減できるという。

「AI Companion 3.0」の利用イメージ。Zoomの各ツールのほか、Google Drive、OneDriveなどのサードパーティ製ツールとの連携が容易に
さらに、Saleceforce、ServiceNow、Box、Google Drive、OneDriveといったサードパーティーと連携するためのコネクタを10種類提供。ツールを横断した業務効率化が実現するとしている。
「AI Docs」、「AI Sheets」、「AI Slides」のオフィス系ツールの提供も開始した。ミーティングでの会話の内容を、アプリを切り替えることなく各種ドキュメントに変換できるようになったという。

「AI Sheets」のイメージ
オンライン会議を支援する機能も追加した。ミーティングやチャット等を横断した会議のファシリテーター役を務める「Zoomie group assistant」や、ミーティングの音声のライブ翻訳機能などだ。サービス開始当初、ライブ翻訳は日本語を含む5音声に対応する。ミーティング中のディープフェイクを検知し警告する機能も実装した。
クラウドPBXの「Zoom Phone」に搭載されていた「AIコンシェルジュ」は「Zoom Virtual Agent AI Receptionist」に改称し、24時間365日のSMSによる顧客対応が可能になった。また、標準のダイヤラーからZoom Phoneによる通話を発信できる「Zoom Phone Moblile」の提供も開始した。

「Zoom Virtual Agent AI Receptionist」によるSMS送信の設定イメージ
このほか、コンタクトセンター向けプラットフォーム「Zoom CX」や、収益ワークフロー向けプラットフォーム「Zoom Revenue Accelerator」でもAI機能を強化。AIが会話の内容を分析しタスクの自動化や推奨アクションを提示することなどにより、業務効率化を推進するという。









