ドコモとVIAVI、AIとデジタルツインを活用したRAN制御最適化の実証 スループットが20%改善

NTTドコモとVIAVI Solutions Inc.(以下、VIAVI)は2026年3月2日、AI技術を活用したRAN(無線アクセスネットワーク)制御の最適化に関する実証に成功したと発表した。

同実証は、VIAVIが開発したデジタルツインおよびネットワークシミュレーターに、ドコモが提案する自己認識ネットワーク(様々な条件の無線ネットワークでデジタルツインやAIを活用し、ネットワークの性能改善や効率化を目指す技術)を適用し、基地局から端末に向けて送信されるビーム制御における通信性能について、自己認識ネットワークの適用前後の変化を検証した。

自己認識ネットワークの概要

具体的には、東京駅周辺にある複数の基地局をデジタルツインで模擬したシミュレーション環境で実施した。各基地局はそれぞれ8ビームのビーム候補の中から、ネットワーク品質に応じて、端末にとって最適なビームを選択。これまでは、実際の環境で測定されるネットワーク品質を元にビーム選択を行っていたが、同実証では、デジタルツイン上のネットワーク品質測定結果とAIを組み合わせることによって、実際の環境でのネットワーク品質測定の回数を減らし、ビーム選択を行った。

実証のシステム構築のイメージ

結果、ビーム制御を行う際に発生する制御信号の一部が削減され、データ通信に使用可能な無線リソースを増加させることで、端末から基地局に向けた通信である上りリンクのスループットが最大約20%改善したという。

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