ACCESSは2026年2月25日、子会社のIP InfusionがネットワークOSの最新版「OcNOS 7.0」を2026年3月2日から開催される「MWC Barcelona 2026」でリリースすると発表した。
OcNOSは、ルーターやスイッチ上で動作するネットワークオペレーティングシステム(NOS)。特定ベンダーの装置に依存せず、複数メーカーのホワイトボックス機器上で動作する点を特徴とする。
最新版の7.0では、AI用途の拡大を背景に、データセンター内外の大容量通信への対応を強化した。AIデータセンターでは、多数のGPUサーバー間で大量のデータをやり取りするため、低遅延かつパケットロスの少ないネットワークが求められる。OcNOS 7.0は、こうしたAIファブリック向けに通信効率を高める設計を打ち出す。
光伝送との統合もポイントとなる。IPと光を一体的に制御するIPoDWDMを強化し、400Gおよび800Gの高速光モジュール(ZR/ZR+)に対応する。これにより、ルーターと光トランスポンダーを別々に構築するのではなく、IP機能と光伝送を統合したシンプルな構成を実現できるとしている。また、セグメントルーティング機能の拡張により、トラフィックの経路制御を柔軟に行い、ネットワーク全体の効率と運用性を高めるという。
セキュリティ面では、BGPにおける不正な経路情報を排除するRPKI(Resource Public Key Infrastructure)ベースの検証機能を強化した。ルートリークやハイジャックといったインターネット上の経路インシデントへの耐性を高め、エッジネットワークの信頼性向上を図る。
運用面では、DockerやKubernetesに対応し、ルーター上でコンテナを実行可能とした。監視ツールや独自アプリケーションをネットワーク装置上で動作させることができ、クラウドネイティブな運用モデルへの移行を後押しする。また、gNMI(gRPC Network Management Interface)ベースのストリーミングテレメトリ機能を拡充し、ネットワーク状態をリアルタイムに可視化できるようにした。これにより、障害対応の迅速化や将来の容量計画の高度化を支援するとしている。
MWC Barcelona 2026では、IP InfusionエコシステムパートナーであるUfiSpace、FUJITSU 1Finity、IOWN Global Forumの各ブースでソリューションの実演を展示する。












