NTTドコモは2013年2月27日、上り最大約10Gbpsのパケット信号伝送に、屋外移動通信環境下で成功したと発表した。
この屋外伝送実験は、東京工業大学と共同で12月11日に行われたもの。11GHz帯の400MHz幅の帯域と8×16本のMIMO空間多重技術を活用した。また、移動局装置は平均時速約9kmで移動しながら通信を行っている。
ドコモの目的は、急増するトラフィックに対応するため、これまで移動通信では利用が難しいとされてきた5GHz帯以上の周波数帯で高速通信を実現すること。今回の実験の仕組みを下りに適用すれば、下りでも最大約10Gbpsの通信が可能だという。