F5、AIセキュリティ製品を日本展開 2028年までに1000名のAIエンジニア育成へ

F5は1月28日、2026年事業戦略に関する記者説明会を開催した。日本企業のAI導入が加速する中、セキュリティと人材不足が課題になっていることを指摘。AIセキュリティ製品「F5 AIガードレール」「F5 AIレッドチーム」の国内展開と、2028年までに1000名のAIエンジニアを育成する無償プログラム「F5 Academy日本版」の開始を発表した。

F5ネットワークジャパン アジア太平洋・日本担当シニアバイスプレジデントのアダム・ジュッド氏(左)、カントリーマネージャーの木村正範氏(右)

F5ネットワークスジャパン(以下、F5)は2025年1月28日、同社の2026年事業戦略に関する記者説明会を開催し、AIモデルやエージェントを保護するセキュリティ製品「F5 AIガードレール(AI Guardrails)」と「F5 AI レッドチーム(AI Red Team)」を日本市場で本格展開すると発表した。

また、無償トレーニングプログラム「F5 Academy日本版」を世界に先駆けて開始し、2028年までに1000名のAIエンジニア育成を目指す。

「2025年5月のアナログ規制見直し以降、日本でのAI導入が急速に加速している」。F5 アジア太平洋・日本担当シニアバイスプレジデントのアダム・ジュッド氏はこう述べた一方、「AIスキルを持った人材の不足」と「セキュリティ」が課題として残っていると指摘した。

同社 カントリーマネージャーの木村正範氏によれば、AIへの攻撃手法には不正な指示を埋め込んで意図しない動作をさせるプロンプトインジェクションや、AIの安全制限を回避して禁止された情報を引き出すジェイルブレイクなどがあるが、「AIは非決定論的であり、同じ質問をしても毎回異なる回答が返ってくる。従来のセキュリティ製品の概念では対応できない不確実性がある」。また、企業内でAI利用を制限しても、従業員が個人的に生成AIを使用する「シャドウAI」も問題となる。

F5が今回投入するのは、こうした課題に対応するための製品だ。2025年に買収したKalypso AI社の技術を活用している。

F5 AI ガードレールは、AIモデルとエージェントがユーザーやデータとどのように相互作用するかを定義・監視し、攻撃をブロックするとともに、機密情報の漏えいや規制違反となる出力を防止する製品だ。

また、F5 AI レッドチームは、企業が自社のAIシステムのセキュリティをテストするための製品で、本番環境へ展開する前にAIの脆弱性を発見し、F5 AI ガードレールに情報を反映できるという。

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