稚内市で風力発電所直結のデータセンター稼働へ 北海道の集積地をIOWN APNで接続

豊田通商とその子会社のユーラスエナジーが、風力発電所と直結したグリーンデータセンター(DC)を2027年に稚内市で稼働させる。また、NTTドコモビジネスの知見を活用し、石狩・千歳・苫小牧など、DCの集積地をIOWN APN(オールフォトニクス・ネットワーク)で接続する構想も描いているという。

稚内市、豊田通商、その子会社のユーラスエナジーホールディングス(以下、ユーラスエナジー)、NTTドコモビジネスの4者は2026年1月14日に共同記者説明会を開催し、風力発電所と直結したグリーンデータセンター(DC)「宗谷グリーンデータセンターI(仮称)」を稚内市に開設すると発表した。2026年4月に着工し、2027年中の稼働を目指す。

(左から)豊田通商 デジタルソリューション本部 エンタープライズIT事業部 部長 水川和巳氏、ユーラスエナジーホールディングス 代表取締役社長 諏訪部哲也氏、稚内市長 工藤広氏、NTTドコモビジネス クラウド&ネットワークサービス部 第二サービス部門 部門長 松林修氏

(左から)豊田通商 デジタルソリューション本部 エンタープライズIT事業部 部長 水川和巳氏、ユーラスエナジーホールディングス 代表取締役社長 諏訪部哲也氏、稚内市長 工藤広氏、NTTドコモビジネス クラウド&ネットワークサービス部 第二サービス部門 部門長 松林修氏

具体的には、ユーラスエナジーが運営する風力発電所「樺岡ウインドファーム」(以下、樺岡WF)に隣接する9900㎡の敷地に、受電容量3MW規模のDCを整備し、樺岡WFから生グリーン電力を供給する。

宗谷グリーンデータセンターI(仮称)の概要①

宗谷グリーンデータセンターI(仮称)の概要①

生グリーン電力とは、化石証書などを組み合わせた“みなし”の再エネ電力や、一般送配電事業者の系統を介して供給される電力とは異なり、自営線を通じて再エネ発電所から直接送られる“実電力”のことを指す。

また、風力発電による電力供給が不十分な場合に備え、ユーラスエナジーグループのユーラスグリーンエナジーから再エネ由来の電力を調達することで、「再エネ100%で稼働するグリーンDCを目指す」とユーラスエナジー 代表取締役社長の諏訪部哲也氏は話した。

宗谷グリーンデータセンターI(仮称)の概要②

なお、稚内市に風力発電所とDCを整備するメリットについて、諏訪部氏は「稚内は道内でも特に風が強く、再エネ発電のポテンシャルが高いうえ、地形がなだらかで工事に伴う自然環境への影響も少ない。大型風車の輸送も容易で、コストを低く抑えることができる」と説明した。

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