NTTがIOWNを実装した「NTT日比谷タワー」 着工 2031年に本社移転へ

NTTが、東京・日比谷エリアに「NTT日比谷タワー」を2031年10月末に竣工し、同タワーに本社を移転する。NTT日比谷タワーにはIOWNを実装し、新たなビジネスイノベーションやエンタメ体験の提供、カーボンニュートラルな次世代ビルの実現を目指す。

(左から)NTTアーバンソリューションズ 代表取締役社長 社長執行役員 池田康氏、NTT 代表取締役社長 社長執行役員 CEO 島田明氏

(左から)NTTアーバンソリューションズ 代表取締役社長 社長執行役員 池田康氏、NTT 代表取締役社長 社長執行役員 CEO 島田明氏

NTT、NTTアーバンソリューションズ、NTT都市開発の3社は2025年12月8日に記者説明会を開催し、スマートシティ構想「『光の街』づくり powered by IOWN」の取り組みに着手したと発表した。

その第一弾として、東京・日比谷エリアに「NTT日比谷タワー」を2031年10月末に竣工し、同タワーに本社を移転する。NTT 代表取締役社長 社長執行役員 CEOの島田明氏は、「1961年に建てられたNTT日比谷ビル(現在は解体済み)は、日本電信電話公社の本社として我々の事業を長年支えてくれた。NTTと日比谷は深い関係にある」と語った。

NTT日比谷タワーが目指す3つの価値創造

NTT日比谷タワーは、ホテル(44~48F)、オフィス(11~42F)、産業支援施設(7~10F)、ホール(9F)、宴会場(6F)、商業施設(3~5F)という6エリアから構成され、国内最大級となる延床面積36万㎡の大規模複合施設として建設を進める。IOWNなどの先端技術を活用した「新しいビジネスイノベーション」「新しいライフサイクル・エンターテインメント」「超低消費電力化によるサステナビリティ」という3つを価値創造の柱に掲げ、次世代の複合施設を目指すという。

NTT日比谷タワーの用途構成図

1つめのビジネスイノベーションについては、例えばグローバル企業のオフィスとNTT日比谷タワーの会議室をIOWN APN(オールフォトニクス・ネットワーク)で接続し、「空間・時間を超えた企業同士のコラボレーションがリアルタイムにできるようになる」と島田氏は説明した。

また、IOWNをはじめとする新技術・サービスの実証を行える産業支援施設を併設する計画だ。

時空を超えたビジネスコラボレーションのイメージ

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