IDC Japanは2012年11月13日、国内通信事業者によるセキュリティサービス市場予測を発表した。
これによると、同市場規模は2012年に前年比7.3%増の3270億円になる見込み。さらに2013年には同6.6%増の3486億円になると予測している。
また、2016年の市場規模は4132億円に達し、その内訳はセキュリティコンサルティングサービスが511億円、セキュリティシステム構築サービスが1020億円、セキュリティシステム運用管理サービスが2593億円、セキュリティ教育/トレーニングサービスが8億円になるという。
IDC Japanの小野陽子シニアマーケットアナリストは、「国内通信事業者によるセキュリティサービス市場は、標的型攻撃への対応、クラウドやスマートデバイスの利用拡大に伴い堅調に拡大するであろう。通信事業者は、クラウド型の認証連携(フェデレーション)基盤など、成長分野におけるサービス提供に積極的に取り組むべきである」とコメントしている。
国内通信事業者のセキュリティサービス市場 売上額予測 |