日本科学未来館、AIスーツケースなどの実証実験が集結する「Open Day」

日本科学未来館は10月24日、記者説明会を開催し、同年10月25日・26日に予定されている「未来をつくるラボ Open Day」の詳細を発表した。AIスーツケースや遠隔操作ロボット、AI分身などの実証実験を来館者が体験できる。

日本科学未来館は2025年10月24日、同年10月25日・26日に予定されている「未来をつくるラボ Open Day」に関する記者説明会を開催した。ロボットやAI、都市研究などの実証実験が一堂に集まり、来館者が体験できるイベントで、記者説明会では、実証実験の概要と成果が発表された。

視覚障害者の移動を支援する「AIスーツケース」

日本科学未来館 副館長 高木啓伸氏

日本科学未来館 副館長の高木啓伸氏は、視覚障害者の自由な移動をナビゲーションする「AIスーツケース」の取り組みを紹介した。「ハンドルを持って歩くだけの設計で、人間工学的に歩きやすく、前にある障害物や段差を検知でき、街中でも目立ちにくい」。大阪・関西万博での実証実験では600名以上の視覚障害者が体験し、満足度94%を達成。万博で得られたフィードバックを反映し、他施設への展開も視野に入れているという。

大阪・関西万博におけるAIスーツケースの取組み

参加者の操作データでAIが成長、未来のリモートワーク体験

AIロボット協会 CTO 松嶋達也氏

AIロボット協会 CTOの松嶋達也氏は、遠隔操作ロボットを活用した「未来のリモートワーク」体験について説明した。「参加者の操作データをAIが学習することで、人とともに成長するサービスロボットの開発につなげる」データエコシステムも特徴で、不足するロボティクス分野のデータを収集していくという。

プログラム:未来を体験!ロボット・リモートワーク

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