フルノシステムズは2025年9月30日、高利得・指向性アンテナが利用可能なWi-Fi HaLow(IEEE 802.11ah)対応アクセスポイント(AP)2機種を11月に発売すると発表した。
「ACERA 332C」は、高利得のコリニアアンテナに対応する機種。コリニアアンテナは360°方向に電波を発し、最大利得が約3dB向上する(従来機種比、以下同じ)という。
「ACERA 332P」は高利得で指向性を持つパッチアンテナに対応。パッチアンテナは前方に指向性を持つため子機での使用に適しており、最大利得が約6dB向上するとしている。
両機種とも発売時には原田工業製のアンテナに対応する。「ACERA」シリーズの従来機種同様、動作温度は-20 ℃から60 ℃、防水防塵性能はIP55に準拠しており、過酷な環境でも動作する。ソーラー電源システムと組み合わせ、電源が使用できない場所での河川監視や農業畜産用途、害獣監視といった目的での利用が可能。
販売価格はオープン。