アルテリア・ネットワークスは2025年1月21日、2025年度下期に自社保有の光ネットワーク網を四国へ延伸すると発表した。四国における専用線サービス等の提供環境を強化する。
延伸計画では、一部区間で鉄道ルートの光ファイバーネットワークを借用し、瀬戸大橋を経由して本州・岡山から四国・香川に接続する。この取り組みにより、アルテリアは北海道、本州、四国、九州の主要4島すべてに自社保有の光ネットワーク網を展開することになる。
また、高松市でSTNetが運営する西日本最大級のデータセンター「Powerico(パワリコ)」と接続し、四国エリアで最大100Gbpsの専用線サービス「ダイナイーサ」を短納期で提供する予定だ。さらに、アルテリアが保有する全国規模の光ネットワーク網を活用することで、四国から東京や大阪、さらには国内外への効率的かつ高品質なネットワーク接続が可能になるという。
香川県は、災害リスクの低さや地理的な優位性を背景にデータセンターの誘致を進めており、通信需要の拡大が見込まれている。このような背景を踏まえ、アルテリアは今回のネットワーク延伸を通じて、四国エリアにおける専用線需要の増加に対応する考えだ。