NTT東日本とNTT西日本は2024年11月18日、IOWN APN(オールフォトニクス・ネットワーク)を用いて高速・大容量の通信を可能とするサービス「All-Photonics Connect powered by IOWN」を12月1日より提供開始すると発表した。
All-Photonics Connectは、従来の APN IOWN1.0 の特長である「高速・大容量」「低遅延」「ゆらぎゼロ」に加え、以下、3つの機能を提供する。
①ユーザー拠点間としては世界最高水準の最大800Gbps(帯域保証)の高速・大容量通信の提供
・Point to Point の波長専有型 100Gbps 以上の回線として、最大 800Gbps の帯域まで拡充・提供
②主要都市間の接続を実現する広域エリアでのサービス提供
・提供エリア内の2拠点であればどこでも Point to Point 接続することが可能
③ 提供構成/インターフェースの拡充と低消費電力化の実現
・APN IOWN1.0におけるOTU4のインターフェースでの提供に加えて、100Gbps品目、400Gbps品目におけるイーサネットインターフェース(100GBASE-LR4、400GBASE-FR4/LR4)へ対応
・回線の終端装置をNTT局舎に設置することで、顧客拠点に設置する終端装置を不要にし、顧客拠点の省スペース化・低消費電力化(両拠点で最大940W削減)に貢献
提供イメージ
データセンター間ネットワークや通信キャリア等のバックボーンネットワークでの利用、高精細映像伝送・リモートプロダクション等の放送用途、オンライン診療・遠隔手術など遠隔医療での利用などを想定しているという。
APN IOWN1.0 を含む高速広帯域アクセスサービスとして提供してきた「タイプ1」「タイプ2」に、新たに「タイプ3」および「タイプ4」を追加して、APNサービス「All-Photonics Connect」として提供開始するとしている。
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