Fastly、WebアプリへのDDoS攻撃をほぼリアルタイムで防ぐ「DDoS Protection」

エッジクラウドプラットフォームを展開するFastlyの日本法人、ファストリーは2024年10月23日、「Fastly DDoS Protection」を提供開始した。

Fastly DDoS Protectionは、レイヤー7やその他のアプリケーション層への DDoS 攻撃に対する、ほぼリアルタイムの防御を実現するもの。ワンクリックで、破壊的なデータおよびクエリフラッドからアプリケーションとAPIを自動的に保護することが可能になるという。

Fastlyは353Tbpsのグローバルネットワークを持ち、今回提供開始するDDoS Protectionはこのプラットフォームを基盤に提供される。

高度な攻撃を受けた際にネットワークトラフィックから正確なフィンガープリントを迅速に抽出する独自技術「Attribute Unmasking」と、キャッシングなどを組み合わせた保護を提供。日常的な妨害行為から前例のないトラフィックの急増まで、あらゆる規模のDDoS攻撃をワンクリックで、自動的かつプロアクティブに処理、分析、診断、対応することが可能になるとしている。

また、攻撃時の追加料金が発生しない点も特徴だ。Fastly DDoS Protectionを利用するユーザーは、正当なトラフィックに対してのみ料金を支払い、Fastlyによって軽減された攻撃トラフィックに対しては一切料金が発生しない。

クラウド支出の削減にも貢献する。DDoS攻撃がWebアプリケーションサーバーへ到達すると、エグレスコストとクラウドコストが膨らむ可能性があるが、Fastly DDoS Protection は攻撃がバックエンドサービスに到達する前に自動的に阻止するため、全体的なクラウド支出を削減できるとしている。

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