日本通信が欧州に子会社設立、日本メーカーの海外展開をMVNEとして支援へ

日本通信は2011年11月24日、欧州現地法人「JCIヨーロッパ」を設立すると発表した。欧州のモバイル事業者と接続交渉を行い、欧州でもレイヤ2接続によるMVNOモデルを実現。MVNEとして、日本メーカーの欧州展開を支援していく計画だという。

JCIヨーロッパの資本金は当初50万ユーロで、アイルランドのダブリンに設置される。また、BTを経た後、8年間にわたりアイルランドの国営通信事業者Eircom(エアコム)のCEOを務めたAlfie Kane(アルフィー・ケイン)氏を役員として迎える。

日本通信の三田聖二社長は、「今日の日本メーカーはアジアの競合メーカーに対して劣勢な状況に追い込まれつつあるが、モバイル通信を組み込んだ新たな製品群、すなわち次世代インターネット製品で、再度、世界をリードすることが急務の課題となっている。これを実現するため、JCIヨーロッパで、日本メーカーの国際競争力の再定義に貢献したい」とコメントしている。

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