トランシーバーアプリ「Buddycom」大規模災害に備え消防庁への導入推進

トランシーバーアプリ「Buddycom」を提供するサイエンスアーツは2024年10月1日、消防庁において同アプリの大規模災害時における現場活動等での有用性の検討・実証を行い、消防における導入を推進していることを発表した。

消防庁での実証・検証におけるユースケース例

消防庁での実証・検証におけるユースケース例

Buddycomはグループ音声通話に加え画像、映像伝送、メッセージのやりとりが可能なスマホアプリ。2023年10月から実施された、総務省の公共安全モバイルシステムの実現に向けた実証試験における実証用アプリケーションに採択され、防災関係機関における情報共有・業務連絡として活用されていた(参考記事:スマホで公共安全DX 「PS-LTE」が衣替えして2024年実用化へ|BUSINESS NETWORK)。

今回、今年6月から消防庁において、消防本部における日常・災害時におけるユースケースの検討等、より具体的な活用に向けた検討・実証を行っていることを公表。消防における導入を推進している。

実証内容には、災害時の音声通信に加え、画像・映像伝送やチャットなどの既存無線では行えない機能的な補完、既存無線の不感地帯における代替手段としての検討、災害対応以外の日常業務(予防査察、各種点検業務、雑踏警備)での活用を挙げている。

同社は今後、消防本部間連携や他の防災関係機関等での活用を目指し、各機関と連携しながらBuddycomの開発と運用支援を行っていくとしている。

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