リバプールFCが本拠アンフィールドにクラウドWi-Fi導入、Extreme Networksを採用

Extreme Networksは2024年8月14日、英プレミアリーグに所属するリヴァプールフットボールクラブ(LFC)の本拠地であるアンフィールドスタジアムへの高速Wi-Fiネットワークの導入を完了したと発表した。今回の導入は、Extreme Networksの導入パートナーであるベライゾン・ビジネスと行われた。

Extreme NetworksのWebサイトより

Extreme NetworksのWebサイトより

アンフィールドに導入されたのはクラウド管理型Wi-Fiで、ML/AIを利用した有線・無線のネットワークマネジメントツールである「ExtremeCloud IQ」によって、会場全体のネットワークパフォーマンスを容易に監視し最適化することができるという。

ファン体験の向上に関しては、モバイルチケットスキャン、キャッシュレス決済、モバイル売店などの新しいデジタル体験をサポート。高密度の屋外環境向けに設計されたネットワークにより、6万1000席が満席となった完売試合でも、堅牢かつ高速な接続を維持することができる。

また、「ExtremeAnalytics」を利用することで、ファンの嗜好や体験に関するデータをリアルタイムに取得し、スタジアム全体でファン体験をよりパーソナライズかつカスタマイズすることが可能になった。スタジアム全体のファンの足取り、人気の売店エリア、アプリの利用状況などのデータが取得可能だ。

試合中にファンが最もインターネットにアクセスするタイミングや、スタジアム内でファンが最も頻繁に集まる場所を特定できるため、クラブは、会場内でスタッフの増員が必要と思われるエリアの特定や、将来のマーケティングパートナーシップの機会、ファンとのエンゲージメントを高めるコンテンツの優先順位付けなど、データに基づいた意思決定を行うことができるという。

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